ロジカルシンキングを鍛えるには

社会人として身につけたい「ロジカルシンキング」とは

「ロジカルシンキング」とは日本語に直訳して「論理的思考」となる、物事を順序だって考えるための力です。

大学でレポートや論文を提出するときには必須となる思考方法で、ある物事を伝えるときに「原因」「過程」「結論」という順序を意識して段落を組み立てていくようにします。

論理的文章の代表的な手法となるのが「三段論法」で、起源をたどると古代ギリシアの哲学者アリストテレスにまで遡ります。

この三段論法を理解するだけでも飛躍的にロジカルシンキングの力が向上するので、まずは三段論法とはどのような仕組みで日常生活のどのような場面に使用されるかを考えてみてください。

三段論法で有名なのが「すべての人間は死ぬ」「ソクラテスは人間である」「ゆえにソクラテスは死ぬ」というくだりです。

最初の「すべての人間は死ぬ」が大前提、「ソクラテスは人間である」が小前提、「ゆえにソクラテスは死ぬ」が結論です。

簡単にまとめると2つの根拠を組み合わせることにより、一つの結論を導き出すという方法です。
ただしこの三段論法は意図的に誤った誘導をする詭弁にも用いられるものであるので、前提そのものが間違っていないかということを疑いながら判断していくという考えもまた重要になってきます。

一見単純なテクニックに思えるかもしれませんが、例えばビジネスシーンにおいてこの理論を当てはめるだけでかなり説得力を持たせることができるのです。

物事の裏側にある理由を追求する

ロジカルシンキングと対極的な考え方といえるのが「直感」や「感情論」です。
ロジカルシンキングの基本が、現在確認することができる証拠やデータなど客観的な事実を積み上げてそこから結論を導き出すものであるのに対し、直感や感情論は証拠ゼロでなんとなくそう思ったということを前提にするものです。

もちろん直感や感情論が悪いというわけではなく、難しい多肢選択を迫られるような場合には、最初の直感に従うのが正解ということもあるでしょう。

ですが、ビジネスシーンにおいて相手に説得力を与えるためにはロジカルシンキングなしでは成り立ちません。
仮に自分が顧客だとして特定の商品について説明を求めたとき「かっこいいから」「なんとなくこれがいいと思ったから」といった返答しかなかったらどう思うでしょうか。

よほどその人自身のキャラクターが周囲に信頼されているならともかく、その程度の回答しかできない担当者を信頼することはできないでしょう。

ロジカルシンキングを鍛える方法は、常に物事の裏にある原因や理由を探求しようとすることです。
「なぜ」「どうして」を日常生活で一つずつ確認していくようにすることで、次第に思考力が高まっていきます。